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小動物飼育者の増加に伴い、より高度な診断・治療を求める社会的要求は高まっている。一方、近年の臨床獣医学の発展は目覚ましいが、本邦においては、それにあわせた臨床分野の細分化が進んでいない。その最大の理由は、各獣医系大学の臨床教官数の不足にあるが、同時に各専門分野の確立にもっとも重要な研修医制度が全く整備されていないことにある。しかし、社会からの要望を考慮すれば、何らかの形で高度な医療を供給する体制を早期に構築することは必須であり、アメリカ、ヨーロッパ、あるいは医学領域で既に確立されている専門医制度を早期に立ち上げ、専門医を通して社会に高度で公平な臨床を普及し、あるいはその後に続く獣医師の指導や研究を通して獣医学に貢献する体制を築く必要がある。
このような背景のもとに、獣医麻酔外科学会では数年前から専門医制度の導入を検討し、本年2月、下記メンバーからなる設立委員会を立ち上げた。
竹内啓(東京大学名誉教授)、鈴木立雄(麻布大学名誉教授)、坂本紘(鹿児島大学教授)、山根義久(東京農工大学教授)、若尾義人(麻布大学教授)、小川博之(東京大学教授)、佐々木伸雄(東京大学教授)。
検討の結果、現在各大学に必ず講座/研究室が存在し、多くの症例を対象とした臨床活動と研究が行われている小動物外科分野について、設立専門医を選出し、今後は設立専門医が中心となって日本における小動物外科専門医制度をさらに発展させることとした。
目的
日本小動物外科専門医協会(以下、本協会)の目的は、以下の通りである。
1)小動物外科学の専門医の資格を審査し、その育成を図る。
2)本分野の研究促進を図り、その情報を広く広報する。
3)本分野の教育、特に研修医制度等の卒後教育プログラムを指導、確立する。
4)他の分野の獣医関係学会、団体等と連携し、もって社会にこの分野の標準的知識・ 技術の普及をはかる。
公募要領
設立専門医の応募資格
研修医制度が確立していない現状から、欧米の専門医と比較し、日本においても専門医として広く社会ならびに獣医界から認識される、という基準をもとに資格を設定した。
1.小動物外科臨床に20年以上携わり、教授あるいは助教授の職にある者、あるいは開業獣医師として、主として外科手術を実施してきた者。ただし大学院に在学した者は、その年限を加えることができる。
2.上記の獣医師でかつ以下の基準を満たすもの
・5年以上獣医麻酔外科学会の会員であること
・800例以上の小動物手術(ただし、避妊、去勢をのぞく)の実績
・審査のある雑誌に5報以上の投稿論文のあること
(筆頭著者あるいcorresponding author)。
ただし、内容は外科学に限らず、臨床あるいは獣医学に関する内容であればよい。
・学会、研究会等で10回以上発表していること。ただし、これは一般演題の発表であり、教育 講演、シンポジウム等は含まない。
3.さらに、以下の基準を考慮して審査する。
・博士の学位
・教育講演、シンポジウム講演の回数
・商業誌を含む種々の雑誌における論文、技術講座等の数
設立委員会は、上記基準をもとに設立専門医を書類によって選定する。
応募書類
1.履歴書(学歴、博士の学位の有無、職歴、獣医麻酔外科学会歴を必ず記す)
2.臨床歴:手術の内容ならびにその数について記すこと
3.論文業績:一覧表(形式自由、ただし、筆頭著者あるいはcorresponding authorの論 文を初めに記し、その後に共著者の論文を表示する)
4.学会発表業績:筆頭演者あるいはcorresponding authorのものを一覧表にする
5.その他の業績:商業誌等における論文、教育講演、シンポジスト等の講演歴を記す。
応募方法:あらかじめ、審査手数料 30,000円を下記の郵便口座あて払い込みの上、払込受領書(コピー可)を応募書類に添えて、学会事務局に簡易書留で郵送する。
郵便振替口座
記号・番号:00140-5-412242
加入者名 :獣医麻酔外科学会
応募の締め切り:平成17年1月31日(月)
審査結果発表:平成17年2月末
獣医麻酔外科学会事務局
113-8657
文京区弥生1-1-1
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医外科学研究室気付
獣医麻酔外科学会事務局
電話:03-5841-5473
FAX:03-5841-1132
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